伊勢の式年遷宮
先日、伊勢神宮に参拝してきました。
今年は20年に一度の式年遷宮にあたります。
この行事が2000年もの長きにわたり行われているのは、驚嘆すべきものです。
特に今回は正式参拝ということで皇室と同じルートでお参りをさせていただきました。
私たちには父母があり、父母にも父母があります。
27代さかのぼると、なんとその数は1億人になります。
どの家の家系もさかのぼれば必ず皇室に行き当ります。
皇室は日本人の宗家です。
伊勢はその皇室の祖である天照大明神をお祀りしているのです。
すなわち私たちの大本の祖先をお祀りしているところ、神様の大本をお祀りしているところなのです。
なぜ、20年に一度建物を建て替えお宮を移すのでしょう。
それは「常若(とこわか)」という考え方にあります。
日本の国が常に若々しく勢いよく、益々栄え成長するとの想いの現れです。
私たちも常に若々しくあることを学ばなければなりません。
ことあるごとに自分を見つめ昨日より今日。今日より明日と。成長を求め努力することです。
いろいろなものに興味と関心を持ち意識を高め変化させていくことです。
「日々新たに」そして今のこの一瞬を生き抜く。これが「常若」に秘められた想いなのです。
変化することを怖がらず、ただ漠然と流れることを恐れよう。より以上を求め生きる。
それをお伊勢様は教えてくださっているように感じます。
出版物紹介
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整骨医学が地域を救う
―骨と筋のスペシャリストCMCグループの挑戦
アイエヌ通信社 鶴蒔 靖夫著