ロシアセミナー

ご存知の方が多いと思いますが、
私のライフワークに武道の研鑽と、その普及があります。
幼少時から大東流合気柔術と一刀流剣術を修業してきました。
道統継承者として、日本古来の武道の普及伝道が私の大きな役割の一つでもあります。
ここ数年は、海外の門下生を呼び年に一度一週間の合宿研修を行っています。
しかしながら、海外でも直接指導して欲しいとの要望が絶えません。
日本人の武道に対する希求は希薄になりつつありますが、
外国の日本武道に対する要望は強いものがあります。
そしてスケジュールを調整し、10月初旬モスクワへ行きセミナーをしてまいりました。
参加者の1/4は、直接日本で教えた門下生、
あと1/4は門下生の門下生です。
この同門生の扱いは何とかなります。
大変なのは残り1/2、初めてのセミナー参加組です。
当然のことながら何かの武道をやっている有段者の集まりです。
私がどの程度の実力なのかを、必ず試してくるのです。
参加者のほとんどが体重100kgを超えていますし、
身長も2mぐらいあるような人もいます。
将に真剣勝負、私も必死です。
相手の腕力は半端ではありません。
捕まえられたら終わりです。
ですから触れるか触れないかの瞬間を狙い、技を掛けていきます。
ところが、とうとう掴まれてしまいました。
ビクリとも動きません。
絶体絶命です。
あまりの腕力差に、もうダメとおもわず脱力した瞬間、
新たな技がかかりました。
このことは私には大きな驚きであり、素晴らしい収穫となりました。
将に一瞬の隙、脱力の大切さを改めて感じた喜びです。
aiki.jpg
これからもスケジュールと体力が許す限り、学びがある限り
武道の普及伝道を続けていきたいと思っています。
滞在中、ずっとお世話をしてくれたモスクワの門下生に大感謝。
aiki2.jpg

出版物紹介

からだの「ゆがみ」を治して健康になろう!

からだの「ゆがみ」を治して健康になろう!

西東社 近藤昌之著

整骨医学が地域を救う
  ―骨と筋のスペシャリストCMCグループの挑戦

アイエヌ通信社 鶴蒔 靖夫著