社主コラム

社主コラム

2020年を振り返って

2020年12月29日

2020年は中国武漢で発症した新型コロナウイルスCOVID-19が世界を席巻した年になりました。
世界同時期にこれほど世界を巻き込んでダメージを受けたことは、知る限り初めての出来事ではないでしょうか?世界大戦でさえ、一時に世界中ということにはなっていません。将にグローバル化が生んだパンデミックです。

日本においても緊急事態宣言が出され、東京オリンピック・パラリンピックも1年延期ということなりました。日本全体、世界全体が経験したことのない対応に迫られました。そんな中、有資格者が治療を行う医療施設は、「社会生活を維持する上で必要な施設」であるため休止要請の対象外となり、日常になくてはならない業種として、都心部の一部院を除いてほとんどの院で診療を継続させていただきました。

日本全体・世界全体が適切なCOVID-19の封じ込めと正常な日常経済活動をどのように両立させるかの狭間で苦しんできました。
弊社もこの1年はCOVID-19に対しての防御策を徹底しながら、「自分の価値を高める」を年度方針に掲げ、新しい時代に適応した接・整骨院像や治療院像を患者さんに提供させていただく1年でもありました。より高い医療サービスを提供できるようになったのではないかと思っています。院長並びに社員スタッフの皆さんは、本当によく頑張ってくれました。誠にありがとうございました。

社内的には弊社教育システムであるカレッジをE-ラーニング化し、いつでもどこでも履修できるように変更いたしました。実践セミナーや会議もオンラインを有効に活用し、質の高い履修ができました。コロナ禍ではありましたが、船堀中央接骨院・鍼灸院、落合中央接骨院・整体院、カラダキュア浜松町・大門院をオープンいたしました。CMCの冠試合で、千葉ジェッツふなばし戦が例年通り執り行えたことは大変うれしい限りです。

個人的には、大東流合気柔術の本部長に就任いたしました。本来なら海外並びに国内のセミナー等を沢山こなす予定でしたが、コロナ禍で毎週のオンラインセミナーを国内外に発信しています。COVID-19との戦いはまだまだ続きそうではありますが、1年間誠にありがとうございました。
うつらない・うつさないを徹底し、素晴らしい2021年を迎えましょう。
良いお年をお迎えください。 感謝 

新型コロナウイルスを超えて

2020年04月18日

まず新型コロナウイルスでお亡くなりになられた方、罹患された方、またその影響で辛い思いをされているすべての皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、その対応に日夜戦われている医療関係者の皆様、政府関係機関の皆様、国民生活を円滑に動かすために働かれている皆様に心から敬意を表します。また、日夜医療家として患者さんの健康に寄与する弊社の社員の皆さんに厚く感謝申し上げます。

政府は4月7日、7都道府県に対して、16日には全国に対して緊急事態宣言を発令いたしました。また、東京都は13日、接骨院をはじめとする柔道整復施術所、鍼灸・マッサージなど、有資格者が治療を行う医療施設は、「社会生活を維持するうえで必要な施設」であるため休止要請の対象外とするとし、適切な感染防止対策の協力を要請しました。

このような状況下で公衆衛生学を履修した国家資格者である我々医療家の役割は、大変重要だと思っています。外出自粛やテレワークに伴う腰痛や身体の不調、運動不足による循環不全、また指導者がいない中での子供たちの遊びに伴うケガ等が心配されます。院においてはそれらの需要に応えられるように、地域の皆様の健康を守る役割を粛々と行っております。

今回の相手は目に見えないウイルスです。患者さんの健康を作る第1歩として、医療家が新型コロナウイルスに罹患しない、それが医療者としての絶対条件として、弊社では毎朝の体温測定、マスク、ゴーグル、ゴム手袋、毎ベッドアルコール消毒、毎手洗い、毎日白衣洗濯、次亜塩素酸噴霧。そして私生活コントロール。
以上のような感染防止策を心がけております。

日本全体、いや世界全体が新型コロナウイルスとの戦いを行っております。政府・自治体の指導の下、地域の皆さん、国民の皆さんの健康促進を、また、「苦痛の除去と安心の提供」を私どもの出来る範囲の中で行ってまいります。
朝の来ない夜はありません。自ら出来ることをしっかり行い、明るい日本の夜明けを共に作り出して参りましょう。

2020年新年おめでとうございます

2020年01月01日

2020年、今年もよろしくお願いいたします。
年初にイラクへの空爆があり、アメリカとイランは一気に戦争状態になりました。米中の貿易戦争は長期戦になることは必至です。北朝鮮との状態も好転の兆しが見えません。アメリカの大統領選挙もあり、国際情勢はかなりの変動緊張状態にあります。
この緊張状態がうまく収束してくれれば、2020年夏は東京オリンピック・パラリンピックの開催で、日本全体が大祭典を通して華やぎ、世界の国から多数の観光客が日本を訪れることでしょう。
また、多くの国の人々がメディア等を通して日本を知ることにもなります。私たちの整骨医学や東洋医学を世界の人たちに知っていただく、良いチャンスだと思っています。弊社でもいくつかの参画を進めています。

ここ数十年の間、日本は少子高齢化時代なお且つ人口減少が大きな問題として降りかかってきます。人口比率の多くを高齢者が占める時代になりました。より快適に高齢者の皆様に元気でいただくことが、重要な日本の課題になりました。健康寿命をどうしたら伸ばすことができるか?フレイル(健康と介護の中間状態)の改善をどのようにするのか?これらのことが主要な課題となるのです。

私たち業態も大きな変化の時代を迎えています。
「療養費の専門委員会」「広告の検討会」等の答申を待つまでもなく、時代の流れやニーズは大きく変化しています。ほねつぎとしての保険診療の時代から国民の健康へ寄与する時代に、「痛みをとる」時代から「早く痛みを取り・健全な身体を作り・機能を高め鍛える」時代に、「受身の治療」から「健全姿勢が健康を創る」このような時代に変化させることを社会が求めています。
そのために、昨年から多くの「CHANGE!CHALLENG!」を志向してきました。今年はこれらをどんどん実行する年でもあります。

柔道整復師やはり師、きゅう師としての核を大切にしながら、今の時代に合った新しい医療家像を創り上げる所存です。本年もお力添えをよろしくお願い申し上げます。

柔道整復師・鍼灸師として働きたい方へ