社主コラム
鎖国を解き開国せよ
11月16日 第12回 医療オリンピックC-1が東京国際フォーラムで行われました。
業界で唯一の基礎技術や知識を競い合う大会なのです。
年々メディアにも取り上げられ、業界では知らないものはなくなりつつあります。
また、先日はフジテレビの「有吉の正直さんぽ」の中で亀有中央整骨院が取り上げられました。
山野辺院長が去年の矯正王3位であることが大きく貢献したようです。
12回を数えるこの大会は、業界的にも社会的にも整骨医学を世に知らしめるための役割があり
非常に大きな貢献をしていると思っています。
1つは業界としての国民啓蒙や国民への広報活動が少ないことです。
また、業界を挙げての医療競技会がないということです。
2つ目は私どもの医療業界を競い合う体質、切磋琢磨する体質に変えることです。
ややもすると医療家は、自分を信頼してくれる患者さんだけの世界に埋没する傾向があります。
自己満足の世界にどっぷり浸かってしまうのです。そこに成長はないと私は思っています。
競技に参加することにより、自分の知識技術を他者に評価させることが出来ます。
自分の知識技術レベルがどの程度のものかを知ることが出来ます。
競技者の素晴らしい知識技術を学ぶことが出来ます。
他者からいろいろな情報交換や知識技術の交流が生まれるのです。
いろいろな国と貿易することと同じことなのです。
内にこもった自己満足の業界に新風を入れる。
そして整骨医学を国民医療のファーストステージに。
これが医療オリンピックC1の真の目的でもあるのです。
柔整ホットニュース
http://www.jusei-news.com/gyoukai/topics/2014/11/20141118_02.html
◆ 各競技の入賞者は下記の通り ◆
【医識王】
1位 橋沢 隆広(パルモ大井町整骨院)
【診断王】
1位 阿野 智也(亀戸駅前中央整骨院)
2位 杉野 貴久(西船南口中央整骨院)
3位 山口 良介(下総中山整骨院)
【刺鍼王】
1位 村上 竜己(ぷらす整骨院 上新庄院)
2位 金田 翔夢(ほっと治療院)
3位 藤﨑 太輔(わかば接骨院)
【矯正王】
1位 佐藤 優(東小岩中央整骨院)
2位 杉野 貴久(西船南口中央整骨院)
3位 大條 隆章(CMC西葛西整骨院)
【包帯王】
1位 梅田 和典(桂岡接骨院)
2位 内藤 潤(パルモ神保町整骨院)
3位 熊谷 圭一郎(笑顔道笑福整骨院)
ロシア連邦派遣日本武道代表団として
11月5日より12日まで日本武道代表団の一員としてモスクワに行ってきました。
昨年、安倍首相とプーチン大統領との日露首脳会談で合意された
「2014年日露武道交流年」の記念事業の中核として計画されたものです。
日本とロシアの友好親善に寄与するという大目標はもちろんですが
プーチン大統領の訪日を確実にさせ、平和条約や北方領土問題を進めるという
思惑があったものと思われます。
また、ロシアとの友好は隣国中国や韓国との関係にも大きな影響を与えます。
主催 日本武道館、後援 文科省・外務省で行われたこの代表団に対しての
熱の入れようは大きなものがありました。
団長に高村正彦自民党副総裁、副団長に柔道の山下泰裕さん、現代武道9道、
古武道3流、総勢75名の大軍勢になりました。
各流派そうそうたるメンバーが参加をしました。
私は大東流合気柔術の団長として参加をしてまいりました。
(入場式にて)
スポーツ省への表敬訪問に始まり、スポーツ大臣との懇談。
タス通信での記者会見、ロシア政府からの歓迎晩さん会。
モスクワ国立体育スポーツ大学での武道セミナーや演武会。
ルジニキ・オリンピックアリーナでの大演武大会そしてワークショップ。
5000人を超えるロシアの観衆の中、プーチン大統領の列席も得ました。
地域との交流イベントには、大東流合気柔術のオープンセミナーを開き
ロシアの武道愛好家に大東流合気柔術を指導してまいりました。
ほとんど休む暇もない強行日程でしたが、得るものは大変多くありました。
一つは国を代表するということの重みです。2つは国の仕組みの違いです。
日露双方の政治家官僚の皆様の違いです。
お国柄の違いといっても良いものです。
現代武道の超一流の先生方、古流の宗家先生との交流はことさら学びの多いものでした。
また、流の代表として海外でのオープンセミナーは誰が来るかわからない
将に真剣勝負の場でもありました。
いずれにしても無事任務を終え帰国できたのは、計画立案をしていただいた日本武道館
並びに関係機関の皆様、大東流合気柔術ロシア支部の門下生の皆様に厚く御礼申し上げます。
感謝。
旭山動物園に行って
旭川で武道の大会があり、有名な旭山動物園に初めて行ってきました。
短い時間でしたが素晴らしく感激する時間を過ごしました。
この旭山動物園超人気ですが、昔はお客が来なくてつぶれそうだったこと知っていましたか?
ペンギンが水中を「飛ぶ」のです。
それをトンネル状の水槽の中からも観察できるのです。
さらにトンネルを抜けると、今度はペンギンが水中から陸へと上がる姿が楽しめてしまいました。
旭山動物園では、動物を様々な角度から楽しめるよう、「立体展示」をしていたのです。
ホッキョクグマが水中にダイブする様子を見ることができるのです。
野生のホッキョクグマは、本能的に水面から出てくる物体に反応し、
水に飛び込む習性を持っています。
つまり、ホッキョクグマ側から見てみると、見物しているお客さんが
水面から顔を出しているエサのように見えているのです。
旭山動物園では見せ物でもショーでもなく、
動物の自然な生態が見られるように「行動展示」をしています。
お客様に見せるパネルは手書きです。
しかもみんな質問形式のものばかりです。
「ペンギンが早く泳げる理由を知っていますか?」パネルをこまめに用意したり、
職員によるお客様への説明からもその情熱が感じられます。
お客様の心をしっかり掴み、口コミで広がり、
あっという間に全国に知れ渡ったことは言うまでもない。
さて、整骨院にはこのような工夫はあるのでしょうか?
患者さんの立場で考えるとたくさんの改善点、改良点が頭に浮かびます。
医療という傲慢さがあるのかもしれません。
今一度、患者さん目線で整骨院やクリニックを考えてみたいと思います。
形に残る心使いの必要性を痛感いたしました。
街の店舗や居酒屋さんにもヒントはたくさんあるかもしれません。
坂東33観音・秩父34観音参拝を終えて
もともと還暦を迎えた年に四国88霊場めぐり、お遍路さんをしてみたいと思っていました。
当然のことながら、このことに多くの時間を費やす余裕はまだ持っていません。
ところが、今年は午年に当たり、12年に一度の総開帳の年なのです。
普段閉じている観音様の扉が開き、直に観音様とお逢いできるチャンスの年なのです。
四国はダメでも、「そうだ坂東に行こう。」
そう思い立って坂東33観音・秩父34観音の巡礼めぐりを始めたのです。
一番目の鎌倉杉本寺からはじまり、神奈川県9ヶ寺、東京都1ヶ寺、埼玉県4ヶ寺、
茨城県6ヶ寺、栃木県4ヶ寺、群馬県2ヶ寺、千葉県7ヶ寺。
途中、秩父34観音を含めて、10月4日最後の館山の那古寺で67観音を結縁しました。
結縁とは観音様のお姿を拝見しながら直にお参りすることです。
千数百キロにも及ぶ旅でした。
最初はお参りすることが恥ずかしく、観音様の前でお願いやお祈りをすることが
まるでいけないことのような罪悪感を持ちました。
混沌として何を祈ったらいいのか?何を願ったらいいのか?
そんなことも定かではない巡礼から始まりました。
しかし、そんな気持ちもいろいろな観音様の前では自然に消滅していきました。
何を願い、何を求め、何を祈る。
将に自分の心との照見の時間でもありました。
仏を拝み自分を映す、我が事を追求し、何が自分の役割なのかを求める旅にもなりました。
仏道をならふというふは、自己をならふなり。
自己をならふといふは、自己をわするるなり。
人は必ず死にます。
有限の時を生き、その一瞬一瞬をどう生きるかが自分に委ねられた選択により決まります。
それがその人の人生になるのでしょう。
それならば与えられた時間を精一杯生き切る。
そんな想いをなお一層強く持つことができました。
日整と連合会の役員協議会開催
平成26年8月4日(月)午後3時より日整会館において、
(公社)日本柔道整復師会と(一社)全国柔道整復師連合会との役員協議会が開かれました。
柔整業界は5万人にも及ぶ大業界です。
しかしながら末端の個人柔道整復師には、大切な業界情報さえ届けられない現状があり
統制のとれない混沌としたものがあります。
日整と連合会はこの状況を打破するために
個人の役員間で非公式に何度も連絡を重ねてきました。
今回、正式に日整と他団体や個人柔道整復師の受け皿としての連合会の役員が集まり
協議会が開かれました。
日整側は工藤鉄男会長はじめ木山・萩原副会長、豊島・佐藤・三橋・松岡・永田・萩原隆常任理事
内山・岡本監事、宮沢・杉浦・吉沼事務局スタッフ。
連合会側からは田中威勢夫会長はじめ池田・殿部常任理事、守屋・小池監事が参加されました。
私も連合会の常任理事として参加いたしました。
両団体の現状の報告、今までの非公式検討会での話の確認等に続き
共通の政治連盟の可能性や柔道整復師検討専門委員会の今後
また現在柔道整復師が抱える諸問題について幅広く意見交換をしました。
今後、定期的に役員協議会を開催し、両団体の成果物として実りある成果を出していくこと。
共同歩調で確固たる柔道整復師業界を作り上げようとのコンセンサスを確認することが出来ました。
業界統一への大きな期待を感じると共に統一感ある業界にする責任を今更ながら痛切に感じます。
次世代に誇りをもって勧められる柔整業界を作ることは私の悲願でもあります。
スタッフ感謝デー
毎年行われているのですが、今年のスタッフ感謝デーは
6月28日東京ドームシティーで行われました。
この日の診療は午前中だけ、
午後からはみんなで遊ぼう、語ろう、飲もうと
多くのスタッフと楽しい半日を過ごしました。
日ごろ、ご苦労いただいている医療スタッフに心の底から楽しんでもらいたい
じっくり膝を交えてお酒を飲ませたいと、総務の笹生君が一生懸命企画した力作です。
当日は朝からかなりの雨、このまま行って遊園地で遊べるかしら?
本社スタッフは雨の日用の温泉施設ラクーアの確認を取ったりして大わらわ。
心配は杞憂に終わりました。何とかお天気も大丈夫。
スタッフの楽しそうな笑顔とはしゃぎ声には癒されます。
いくつの乗り物に乗ったのでしょうか?
ジェットコースター連続5回の猛者もいたようです。
続いて行われた食事会は若いエネルギーの爆発です。
院の仲間や他院の普段コミュニケーションが取れにくい同期生、
そして先輩や後輩と楽しい語らいを見ていると、心の底から幸せを感じます。
この若いエネルギーが明日の日本を作り、明日の業界を作ります。
みんな ありがとうね。
みんなで明るい明日を作ろう!!
未来塾
今後10年先の自分の未来や医療業界の未来、
整骨院の未来はどのようになっているのだろう?
ネガティブな要素だけで考えると、
ネガティブな未来になりそうだし、
ポジティブに考えると
ポジティブな未来になるような気がします。
多くのスタッフそしてその家族、業界人の未来を
少しでも明るくしたいとの想いは募るばかりです。
今という時代を作っているのは、
過去の時の積み重ねが作り出しているのでしょう。
そうであれば、今の一瞬一瞬の時の積み重ねが
未来を作ることになります。
今の時を使う当事者としては
2種類の時間の使い方があるような気がします。
未来を意識する今と何気なく使う今です。
「念ずれば花開く」と申します。
明るい未来を思索した今を積み重ねれば
明るい未来はきっと作り出せます。
そんな意図で未来塾を開塾しました。
業界や医療人の発展的未来を作り出そうとするものです。
第四月曜日の早朝、キャリヤ・資格・所属を問わず
一緒に明るい業界未来を作ろうとする会です。
明るい未来を作る意志をもってすれば
明るい未来は必ず作り出せます。
自分自身で自分自身の明るい未来を
自分の手によって作り出す。
何かわくわくしてきました。
5月25日 市川グランドH いずれもAM 7:00~8:00
6月23日 東京本社
7月28日 市川グランドH
8月25日 東京本社
◆ PEST ◆
2014年 もう一歩が明日を変える
明けましておめでとうございます。
いのちの目的は、生きた時代を一歩前に進めることだと思います。
私たちも絶えず変化し、次の時代を創らねばなりません。
「私たちのもう一歩が明日を変える」
新しい医療創りに今年も邁進します。
整骨事業については「治せる医療家になる」を命題に
知識・技術・マインドをより一層磨きをかけてまいります。
スタッフ一人一人のレベル向上を図り
『このところだけはどこにも誰にも負けない』というものを
新カレッジの習得と合わせながら進めてまいります。
戦略事業としてのクリニック事業、福祉事業、訪問鍼灸事業、美健整体事業は
整骨事業と一体となって、患者様の利便性に貢献していきたいと思っています。
どこの窓口からCMCグループをご利用いただいても、それぞれご満足いただけるように
縦横のコミュニケーションを図ってまいりたいと思っています。
21世紀の素晴らしき国民医療創造のために
本年もよろしくご指導・ご鞭撻のほどお願い申し上げます。