社主コラム
第11回「医療オリンピック C-1」
11月17日、東京国際フォーラムにおいて第11回の医療オリンピックC1が開催されました。
今回の大会は、新たに診断王を加え、医識王、レセプト王、包帯王、刺鍼王、矯正王の
6競技になり、日常に於ける診療活動の全体を網羅できる内容になってきました。
医療家に必要な知識・技術・心を楽しみながら
競い学び合う場として「医療オリンピックC-1」は作られています。
この大会が業界の質の向上に少しでもつながれば何よりの喜びです。
特別講演として、公益社団法人 日本柔道整復師会 会長 工藤鉄男先生と
一般社団法人 全国柔道整復師連合会 会長 田中威勢夫先生の
「柔道整復師の未来」と題して対談を行いました。
(公益社団法人 日本柔道整復師会 会長 工藤鉄男先生)
(一般社団法人 全国柔道整復師連合会 会長 田中威勢夫先生)
(ファシリテーター 近藤昌之)
この意義は大変大きいと思っています。
何故なら公益社団である日整会長としての初めて外部講演です。
業界の未来と業界統一へのイニシアチブを示した大変重要なメッセージをいただきました。
工藤会長の英知と勇気に、田中会長の努力と先見性に敬意を表したいと思います。
そういう意味で今回の11回大会は、業界への大いなるメッセージ性を持った大会にもなりました。
北海道・東北・関東・中部・近畿・中四国・九州・沖縄の8地区の企画・準備から、
裏方で競技の運営にあたった自社・他社の皆様の努力には只々、頭の下がる思いです。
万感の謝意を申し上げたいと思います。
ありがとうございました。
ロシアセミナー
ご存知の方が多いと思いますが、
私のライフワークに武道の研鑽と、その普及があります。
幼少時から大東流合気柔術と一刀流剣術を修業してきました。
道統継承者として、日本古来の武道の普及伝道が私の大きな役割の一つでもあります。
ここ数年は、海外の門下生を呼び年に一度一週間の合宿研修を行っています。
しかしながら、海外でも直接指導して欲しいとの要望が絶えません。
日本人の武道に対する希求は希薄になりつつありますが、
外国の日本武道に対する要望は強いものがあります。
そしてスケジュールを調整し、10月初旬モスクワへ行きセミナーをしてまいりました。
参加者の1/4は、直接日本で教えた門下生、
あと1/4は門下生の門下生です。
この同門生の扱いは何とかなります。
大変なのは残り1/2、初めてのセミナー参加組です。
当然のことながら何かの武道をやっている有段者の集まりです。
私がどの程度の実力なのかを、必ず試してくるのです。
参加者のほとんどが体重100kgを超えていますし、
身長も2mぐらいあるような人もいます。
将に真剣勝負、私も必死です。
相手の腕力は半端ではありません。
捕まえられたら終わりです。
ですから触れるか触れないかの瞬間を狙い、技を掛けていきます。
ところが、とうとう掴まれてしまいました。
ビクリとも動きません。
絶体絶命です。
あまりの腕力差に、もうダメとおもわず脱力した瞬間、
新たな技がかかりました。
このことは私には大きな驚きであり、素晴らしい収穫となりました。
将に一瞬の隙、脱力の大切さを改めて感じた喜びです。
これからもスケジュールと体力が許す限り、学びがある限り
武道の普及伝道を続けていきたいと思っています。
滞在中、ずっとお世話をしてくれたモスクワの門下生に大感謝。
伊勢の式年遷宮
先日、伊勢神宮に参拝してきました。
今年は20年に一度の式年遷宮にあたります。
この行事が2000年もの長きにわたり行われているのは、驚嘆すべきものです。
特に今回は正式参拝ということで皇室と同じルートでお参りをさせていただきました。
私たちには父母があり、父母にも父母があります。
27代さかのぼると、なんとその数は1億人になります。
どの家の家系もさかのぼれば必ず皇室に行き当ります。
皇室は日本人の宗家です。
伊勢はその皇室の祖である天照大明神をお祀りしているのです。
すなわち私たちの大本の祖先をお祀りしているところ、神様の大本をお祀りしているところなのです。
なぜ、20年に一度建物を建て替えお宮を移すのでしょう。
それは「常若(とこわか)」という考え方にあります。
日本の国が常に若々しく勢いよく、益々栄え成長するとの想いの現れです。
私たちも常に若々しくあることを学ばなければなりません。
ことあるごとに自分を見つめ昨日より今日。今日より明日と。成長を求め努力することです。
いろいろなものに興味と関心を持ち意識を高め変化させていくことです。
「日々新たに」そして今のこの一瞬を生き抜く。これが「常若」に秘められた想いなのです。
変化することを怖がらず、ただ漠然と流れることを恐れよう。より以上を求め生きる。
それをお伊勢様は教えてくださっているように感じます。
市船サッカー部優勝
2013年度全国高校総合体育大会(インターハイ)で、
市立船橋高等学校サッカー部が優勝しました。
決勝は千葉対決となり、流通経済大柏を4対2で破って見事に優勝しました。
市船サッカー部おめでとう。
何よりもそれを、陰に日向に支えた 松下院長はじめ加藤君、中村君、よくやった。
東船橋院のスタッフお疲れ様でした。
夜遅く、朝早く、もちろん休日にも、君たちが選手やスタッフを支えたことが
優勝につながりました。
感謝です。
市船サッカー部との繋がりは、1987年布啓一郎監督の時代にさかのぼります。
布監督と同級生だった市川智久トレーナーが弊社に入社し、
市船サッカー部のトレーナーとして26年間支えてきました。
その間、全国選手権優勝5回。高校総体今回で8回の優勝を数えました。
監督も布監督、石渡監督、浅岡監督と歴史を刻んできましたが、
それを支えた我トレーナー陣もたいへん多くのスタッフに支えられて今日を迎えています。
弊社のトレーナー部門を支えた一人ひとりの顔が走馬灯の様に浮かびます。
雨の日、雪の日、極暑の炎天下、悔しい敗戦の試合。歓喜の思い出の試合。
本当におめでとうございました。
時は止まらず、また次の戦いが始まります。
その一つ一つが関係する選手・スタッフ・弊社トレーナーの素晴らしい宝物になりますように願っております。
勝浦武道合宿
私のライフワークは2つあります。
一番目は言わずと知れた「整骨医学を国民医療にする。」
整骨院を医療のファーストステージにあげて、この副作用のない素晴らしい手技療法で、
多くの国民の皆様の苦痛の除去と安心を提供し、病気にならない身体作りに貢献することです。
もう一つは武道です。
(大東流合気柔術と一刀流剣術)道統を絶やさず、
師匠から受け継いだ素晴らしい日本文化の結晶である武道を後世に普及伝播させることです。
私自身も一武道家として道の極みを目指しています。
夏休みは多くの外国の門下生が来日し、稽古を受けに来ます。
毎年夏のこの時期に、日本武道館勝浦研修センターをお借りして約一週間の合宿をしています。
今回は、イタリア・ドイツ・オーストリア・スイス・スロバキア・ドイツ・ロシア・アメリカ・カナダ・
香港・日本と11カ国の人々が集まりました。
外国人の武道にかける情熱は、素晴らしいものがあります。
技の修練度、理解度は、素晴らしく、挨拶も礼儀もピカイチです。
風呂に入ればすぐ背中を流しにやってきます。
まるで江戸時代に戻ったような錯覚を覚えます。
残念なのは日本人のだらしなさです。
技が一番下手なのは日本人です。
挨拶・礼儀ができないのも日本人です。
お箸の使い方が下手なのも日本人です。
武道の合宿やセミナーを行う度に思います。
日本人は本来持っていた大切なものを忘れてしまったのだと。
家庭や職場でもっと挨拶や礼儀を伝える使命を感じる今日このごろです。
柔道整復師の業務を考える議員連盟
平成25年6月18日(火)、衆議院第2議員会館地下1階第4会議室において
「柔道整復師の業務を考える議員連盟」(以下 柔整議連)の役員会が開催されました。
柔整議連・武正公一会長はじめ岸本周平議員、大西健介議員、前会長の中井洽先生。
厚生労働省からは保険医療企画調査室長・竹林経治氏と西窪学氏。
業界団体からは田中威勢夫会長はじめ役員の先生方が集まり、行き過ぎた保険調査の現状について私も意見を申し上げてまいりました。
(詳細内容は柔整ホットニュースをご覧ください。)
昨年の3月12日の厚労省4課長通達に対して保険者が過剰に反応し、
問題のある通知やHP広報がたくさん出現しています。
是非これらを是正していただくように求めました。
厚労省が意図した内容と違うように保険者さんは動いている。
これでは柔道整復業の圧迫であり、適正な国民医療の妨害行為になってしまう。
早期に各保険者に指導していただき、これらが是正されることを望んでいます。
正すべきは正す。しかしながら、いわれなき妨害や圧迫には断固として戦う。
それにしても厚労省・保険者・業界の話し合いの場を多く作る必要性を強く感じた一日でした。
大志の人財
38名の新しい仲間を迎えることができました。
北は北海道、南は沖縄の離島まで幅広い(縦に長い)人財に入社いただきました。
先日、新入社員の皆さんと恒例のカレーパーティーを開きました。
全く違った環境で育った一人一人が、
CMCという志の中で今一堂に会しました。
それぞれの青雲の志を大切にしつつ、立派な医療家として
心を一つにして、患者さんのお役に立つよう育てさせていただきます。
医療は未来を変えることができる仕事だと思っています。
患者さんが痛みや病気を抱えた状態が続けば、
家庭や職場ではどのようになるのでしょうか?
そんな状態が長く続けば、幸せな家庭や職場は実現しません。
私たちの院に来院していただけることによって患者さんの痛みを取り病気にならない体作りをする。
これが私たち医療家の役割です。
まずは小医に徹して痛みや病気としっかり向き合い名医療家になっていただきたいと
心から思います。
そしてそれぞれの志を成長させ、人や社会の未来を変えることの大医療家に
成長していただけたら望外の喜びです。
「小医は病を治し、中医は人を治し、大医は国を治す」
2013年創生をカタチにラインを創れ
新年明けましておめでとうございます。
今年は、昨年から着手した新しき創生(新業態・しくみ・収益・人材・環境)を一つ一つ形にして行います。
先生目線から患者さん目線への改革です。
国民医療のファーストステージに立てるように機構改革をしてまいります。
国民医療としての整骨院を始め、訪問・美健・医療・介護部門は自分たちの持つ武器を磨き強化をしていきます。
患者様や利用者様に「ここじゃなければダメ」といわれるよう、知識・技術・人間力を
なお一層高めてまいります。
コミニュケーションの再構築をいたします。
患者様や利用者様とのライン。社員間でのライン。組織ライン。業界や関係機関とのライン。
それぞれのラインを太く深く広くつなげて行く所存です。
21世紀の素晴らしき医療創造の一翼になるために
本年もよろしくご指導・ご鞭撻のほどお願い申し上げます。